「七日の王妃」感想と評価!おすすめポイントをチェック

韓国ドラマ「七日の王妃」を視聴し終わっての感想と評価を記載しております。

 

こんな人にオススメ

・「麗」や「雲が描いた月明かり」、「太陽を抱く月」が好きな人

・とにかく泣きたい人

・歴史ドラマを初めて見る人

・胸キュンドラマを探している人

 

核心を突くネタバレは極力含まないよう気をつけていますが、魅力を伝えるために多少のストーリーは記載させていただきました。

「観ようかなどうしようかな」と考えている方の参考になるかと思います。

雰囲気や概要のチェックに利用して下さい。

 

全体の感想

とにかく胸キュン。舞台は李氏朝鮮の燕山君の治世で、燕山君と弟晋城大君がチェギョンを巡って争います。

複雑な王族の勢力争いに巻き込まれていく3人の恋の行く末に目が離せません。

チェギョンの涙が印象的で、チェギョンが涙を流すシーンは毎回一緒に泣いてしまいました。全20話で、3人それぞれの生き方に惚れること間違いなしです!

 

序盤の感想

序盤の数話は、メインキャストのパク・ミニョンたちではなく、晋城大君をペク・スンファン、チェギョンをパク・シウンが演じます。この二人のやり取りが愛らしくてたまりませんでした…。

幼さを残しつつも、王室の闇を知っている晋城大君は、何も知らず心のままに生きるチェギョンに心惹かれていきます。二人がはじめいがみ合っているときのケンカはねちねちしていて思わず笑ってしまいましたが、心通わせてからのラブラブなシーンは見ている私も幸せでした。

しかし、史実に基づいた結末をうすうすと私たちは気づいているわけですから、幸せな生活のすぐ近くにある悲惨な出来事を思って、涙なしには見られません。

 

 

この幸せと悲しみの共存が、こんなにも切ないドラマを創り上げた理由だと思います。

序盤は、暴君といわれる燕山君も比較的心が落ち着いていて、このまま理性を保っていてね、と願わずにはいられませんでした。チェギョンを見るとふっと優しくなる顔や、晋城大君を憎み切れない心情の吐露のシーンなど、きっと実在した燕山君もこんな風に苦悩したんじゃないか、と思うほどリアルでした。

 

また、忘れてはいけないのがソノ。幼いころに晋城大君とチェギョンと出会い、農民の息子という低い身分ですが、3人で変わらぬ友情を誓います。晋城大君とチェギョンの恋を、二人の親友として見守るソノの生き方はかっこよすぎ!

ソノはこの友情を一生大切にし、晋城大君とチェギョンの幸せを願って将来ある行動をとるのですが、友情という言葉の重みに震えること間違いなしです。

 

中盤の感想

チェギョンたちが成長して5年後にまた物語が動き出す展開があります。その5年間で晋城大君と燕山君はある出来事をきっかけにそれぞれを敵対視するようになっていました。

何も知らないチェギョンだけがひたすら晋城大君の帰りを待っていて、再開するシーンはやはりハンカチが手放せませんでした。しかし、二人が再開の喜びを味わう暇もなく、物語はラストに向かって急速に進んでいくのです……。

 

中盤以降に、晋城大君と燕山君がチェギョンを巡る争いが展開されます。燕山君の孤独な育ちにも同情してしまい、チェギョンは燕山君とも幸せになれるのでは?と、途中考えてしまいました。しかし、そんな3人を、周りの政治的な勢力が複雑な争いへと巻き込んでしまいます。

 

とにかく終盤に向けて、登場人物たちが泣く、泣く、泣く。大切なものを守るために大切なものを失わなければならないつらさは、想像を絶しました。晋城大君と燕山君の争いは朝鮮の王位を巡る争いに発展し、だからこそ、守るものがチェギョンだけでなく国民や仲間、と広がってしまう晋城大君の苦悩も、痛いほど伝わりました。

どう結末が転んでも何かを失ってしまう展開に、チェギョンのした決意には心を打たれます。

 

悪役キャラについて感じたこと

「七日の王妃」の悪役は、チェギョンの父シン・スグンの政敵であるイム・サホンだと思います。イム・サホンは権力を虎視眈々と狙う人物で、燕山君を操って国政を思うままにしようと画策します。その経過で、晋城大君の命を狙ったり、チェギョンをおとりに使ったりするのです。

はっきりいって、詰めが甘い人物だなぁ~と感じました。とことん悪役ではあるのですが、いつも何かにおびえていて、実際に政権を握れなかったのもうなづけます。

 

また、燕山君は歴史上では悪役ですが、ドラマでは同情してしまう過去の持ち主だったため、悪役とは言い切れませんでした。確かに国王としての自覚を欠いた横暴を働きますが、もっと周りが燕山君に愛を与えていれば、と考えさせられました。

 

もう一人、悪役といえる人物は、晋城大君の母親の大妃です。息子の晋城大君を守ろうとあらゆる手を尽くすのですが、その中にはチェギョンを排除する動きも混ざったり、危険な人物でした。味方にしたら心強いですが、なんといっても大妃にとっての行動原理は晋城大君なので、晋城大君の命と王位のためにはどんな手でも使うスタンスは、母としての強さを通り越して悪役感を感じさせました。

 

まとめ

結末がはっきりとわかった状態から見た歴史ドラマでしたが、登場人物の心情が細かく描かれていて、最後まで全く飽きませんでした。歴史上で絶対的な悪役燕山君の心を見事に描いていて、見過ごされがちな王室の闇に光を当てているような作品でした。

家族の愛に囲まれて育ったチェギョンには辛すぎるストーリーですが、そんな中で彼女は一人果敢に晋城大君と燕山君どちらも守ろうと挑みます。全体を通じて、幸せなシーンと政治の生々しいドロドロなシーンが混ざっていて、恋愛ドラマとしても歴史ドラマとしても非常に楽しめました。

 

良かったポイント

・キャストが美男美女

・たくさん胸キュンできる

・史実通りなのに飽きないストーリー

・無理のないフィクション部分

・とにかく泣ける

 

 

物足りなかった点

・晋城大君とチェギョンの再開シーンがあっけなかった

・チェギョンと燕山君がもっとラブラブしてほしい

・チェギョンのことになると晋城大君が暴走気味