韓国ドラマ「美しい世界」に出演した登場人物やキャストと相関図を紹介しているページです。
校内暴力により生死の淵に立った息子と、その家族が息子の名にかけ真実を正していくドラマ。
「美しい世界」相関図 【韓国語版】

登場人物/出演者・キャスト
カン・インハ役 (チュ・チャヒョン)

ソンホの母。ベーカリー“HOHO”運営。
息子の事件の裏に隠された真実を明らかにするために、全身全霊で立ち向かう女。
1年前、栄養士をしていた妹のジュナと共に、ベーカリー“HOHO”を開業。
“ホホ”という名は、インハの息子ソンホと娘スホの名前から取った。
明るく正直で意志が強く、行動力がある。
責任感が強いが、まっすぐな性格が時に諸刃の剣となり、柔軟性に欠け、猪突猛進することがある。
優柔不断さに耐えられず、独自の判断を下すことも多いが、計算せずとも事が上手く運ぶセンスを持ち合わせている。
生まれつき気立てがよく、強いものには強く、弱い者には本当に弱い。
しかし…息子のソンホが学校の屋上から飛び降り、意識不明になった。
想像を絶する悲しみと絶望、そして怒りがインハの人生を飲み込んだ。
機械の力を借りなければ自分で呼吸することもできない息子を、無気力にただ見守ることしかできないもどかしさに、インハの世界は終身刑を受けたように変わってしまった。
インハはフィルムを巻き戻すように、息子ソンホの言葉、行動、表情など、インハが記憶している全てを思い出す努力をした。
その記憶の中で、ソンホの苛立ちと不安、そして母インハに送った、助けを求める切実な信号を何気なく見過ごしてしまった事実に気付く。
ソンホが屋上から飛び降りた日の夜、故障して録画がされなかったというCCTV。
消えたソンホの携帯電話。そして同じく消えた日記帳。
インハは、息子ソンホが校内暴力(いじめ)の被害者であるということ。
そして、この事故を隠蔽しようと企む何者かがいるということに確信を持つ。
“明らかに隠された真実がある…!”
インハは何としてでも、探し出さなければならなかった。
―やっと16になった息子ソンホが、なぜ?
誰のせいで、この世に別れを告げる選択をしてしまったのか、その理由を、その真実を、母インハはどうしても知る必要があった。
パク・ムジン役 (パク・ヒスン)

ソンホの父。高校の物理教師。
息子の事故の後、今まで逃げ腰だった出来事にしっかりと立ち向かい、かつての正義感を再びこの胸に取り戻し、真の男として生まれ変わる男。
すべての事柄に肯定的な、理想主義者。
よく笑い、情も強く、人の気持ちを理解することが出来る。
一般的に良いとされることが良い事なのだと信じていて、争いごとを嫌い、良い悪いを問い詰めるようなことは避ける性分だ。
お酒好きで、人と関わることが好きなムジンは、負けるが勝ちという言葉の意味をよく理解している。
人と深く関わっていくと、それぞれがそれぞれの事情を抱えていて、話してみれば、どんな事でもどんな人でも、理解できないことなどない。
自称、平和主義者。
“まぁ、みんなそんなもんでしょ。”を、口ぐせに生きている。
息子ソンホに対して、“ただ健康に育ってくれればいい”と願っていた気持ちが、いつの間にか“もう少し成績を上げてくれれば”という気持ちに変わり、“お前が幸せならそれでいい”と思っていた気持ちは、“できることなら俺の望む息子になって、俺を幸せにしてほしい”という期待に変わっていた。
だが、それを表には出さず、良い父親のイメージをギリギリのところで守っていた。
しかし、平凡で穏やかだったムジンの日常が、たった1日で地獄に変わった。
―俺の息子。神からの贈り物だと大切にしてきた息子ソンホに、不幸が訪れるなんて!
全く信じることが出来なかった。
どうか夢であってくれと祈った…けれど、それは現実だった。
警察と学校は、少年の衝動的な自殺未遂として早急に片付けようとした。
しかし、理由もなく自殺をしようとする子供などいないことを、教師であるムジンは誰よりもよく分かっていた。
ムジンの頭によぎったのは、校内での暴力。いじめだった。
ムジンは、この出来事から逃げることなく立ち向かい、怒りという感情を表に出した。
妻と娘スホに対する仕打ちにも強い態度で対抗し、真実を隠そうとする者たちの行動に怒りで手を出すこともあった。
人を丸め込もうとする相手や脅迫にも、ムジンは堂々とした態度で立ち向かった。
もうムジンは、妻と娘スホを守るためならば、そして息子ソンホのためならば、どんな脅威も怖くなかった。
隠された真実を暴くため、決して妥協はしなかった。
ソ・ウンジェ役 (チョ・ヨジョン)

ジョンソクの母。専業主婦。
息子の罪をかばうため間違った選択をしてしまう、崖っぷちに立たされた女。
裕福な実業家の家で、1男1女の娘として育つ。
持って生まれた美貌と、スタイルの良さ。
洗練されたルックスと落ち着いた口調で話すウンジェの姿は、幼い頃から男たちのロマンで、女たちにとっては羨望の的だった。
他人からは完ぺきな、幸せあふれる庭で明るく咲きほこるバラのように見えたが、肝心のウンジュという人物は、自尊心が足りない人間だ。
ウンジュ自身は自己愛を自尊心と勘違いし、自尊心の欠けた部分を人を見下すことで埋めようとしていた。
夫ジンピョの圧迫した態度と暴力性が、息子ジュンソクに向かいはしないかといつも恐れ、過剰なまでに擁護し、ジュンソクの間違いを容認し、問題が起きても言い訳でごまかすことが多くなっていった。
ジュンソクが幾度となくハメを外す行動に出ても、思春期の男の子たちはみんなそうやって成長していくものだと自分に言い訳し、うちの息子は他の誰よりも優しく、問題などない子だと思っていた。
ウンジュは高校の同級生であるインハとの再会を窮屈に感じ、嬉しいとは少しも思えなかった。
“決定障害”のウンジェと違い、自分の意見をしっかり持っているインハのことが羨ましく、嫉妬した。
そして、それと同時に劣等感を感じた。
―まさか、息子の親友ソンホの母親がインハだったなんて…
いい子だと疑わなかった息子。
親友を失った悲しみに、インハの前で涙した息子。
他の誰でもない私の息子が、まさかこんなにも残酷なことをしていただなんて…
そんなこと、到底信じられなかった。
息子を守らなければ、という想いにとらわれたウンジュ。
その良心は、瞬時に崩れ去ってしまった。
オ・ジンピョ役 (オ・マンソク)

ジュンソクの父。セア教育財団理事長。
他人の痛みに鈍感なソシオパス(自分のことにしか興味がなく、他人を利用する人)気質の持ち主。
ソウル大政治外交学科卒業。
卒業と同時に司法試験に合格し、教育部に数年間在職。
教育部に在職している間に、政治官僚らとの人脈を築いた。
教育部を辞めてからは、父の元で私学財団の実質的首長の役割を担い、39歳のとき理事長職を受け継いだ。
親日の先頭に立っていた祖父が残した富と権力は、父とジンピョに継がれた。
骨の髄まで完全な段階主義者で、強い者には弱く、弱い者には無慈悲だ。
飾り立てた偽善行為を“noblesse oblige(ノブレスオブリージュ:身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務がある)”だと勘違いし、独り善がりなパワハラをリーダーシップだと信じている。
間違ったことをしても、恥ずかしさや罪の意識を感じることは全くなく、なんでもお金で解決させようとするその姿は父親譲りだ。
最近、ろうそく革命(朴槿恵前大統領を退陣させるために起きたデモ)だとか階級主義打破だとか騒ぐ人が多いが、そんな人たちもただ騒いでみているだけで、結局のところお金の前に屈服しない人はいないのだ、と思っている。
ジンピョが持っているお金と権力があれば、この程度のことは簡単に防ぐことが出来るたわいもないことだと常に自信を持っている。
以上が美しい世界に出演した主なキャストの紹介になります。
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