韓国ドラマ「王になった男」に出演した登場人物やキャストと相関図を紹介しているページです。
〈鶏龍(ケリョン)仙女伝〉(原題)は、当初多く期待された作品だったのですが、思ったより話題にならずに終わってしまいました。
今回、〈鶏龍仙女伝〉の後続作として爆発的な期待が寄せられている作品が、この〈王になった男〉(原題)というドラマです。
「王になった男」相関図 【韓国語版】
頻繁な変乱と王位をめぐる権力争いに、混乱が極限に達した朝鮮中期。
王が自身の命を狙う者から逃れるために、双子よりももっと似ている広大(グァンデ:芸人)を宮に据え、そこから繰り広げられる物語を描いたドラマです。

登場人物/出演者・キャスト
ハソン役 (ヨ・ジング)

広大(グァンテ:芸人)
妹ダルレの涙以外に恐れるものは何もないハソンは、相手がたとえ王や両班であったとしても、恐れず遊ぶことができる広大(グァンテ)だ。
ところが、ハソンには知る人ぞ知る、世界で他とない才能がもう一つあった。
誰も簡単には真似できない才能…
それは、王とそっくりな顔を持って生まれてきたということ。
都承旨(トスンジ)イ・ギュと契約を結んで、偽の王の役をつとめることとなったハソンは、力を持った者がより大きな力を得るために言い争いを繰り広げる討論の中に突然放り込まれ、そのまま身分の低い広大(グァンテ)として暮らしていたら、決して知りえなかった真の恐怖を味わうことになる。
妹のダルレを殺そうとしたシン・チスとシン・イギョム親子に復讐するためには、ハソンは数多くの高い山を越えていかなければならなかった…
待ち受ける山のように険しい、数多くの難関。
その中でもひと際高く、ひと際険しく、ひと際心を躍らせる山。
それが中宮殿の主人であり、王イ・ホンの本妻ソウンの存在。
大切な人のためであれば、ためらうことなく命がけで飛びかかる決起あふれるソウンの前で、ハソンの心は揺れる。
偽物だということがバレてしまってはいけないのに、ソウンの前に立つと、何故かおかしくなってしまったかの様に、心臓がドクドクと波打つのだ。
ユ・ソウン役 (イ・セヨン)

中宮殿の主人、内命婦(ネミョンブ:王宮内の官女たちの組織)の首長。
幼い頃早くに文理を悟り、周りの大人たちを心配させた。
父親のユ・ホジュンだけがソウンのその賢さを否定することなく受け入れ、文章の勉強を続けさせてくれた。
世子嬪(セジャビン:世子の妻)には、中殿(チュンジョン。のちの大妃(テビ)。世子(セジャ)の母)の推薦する一族の女息の内定がすでに決まっていたが、イ・ギュの口添えと世子イ・ホンが強く望むことで、ソウンは世子嬪に選ばれ、その年の冬に宮に入った。
王座に座ったイ・ホンは、弟キョンイン大君(テグン)の獄死と幾度に渡る大小の逆謀事件により、王位を継承する際何度も聞いた“聖君”の道からどんどん遠ざかっていった。
命が尽きるまでは、中殿(チュンジョン)としての道理を尽くさなければならず、その後も誠心誠意尽くそうと励んできたのだが、父ユ・ホジュンが逆謀の濡れ衣を着せられ、斬首刑を命じられたことにより、ソウンの忍耐力はすっかり途切れてしまった。
死を覚悟の上で父を救うためイ・ホンを訪ねたソウンは、その時意外にもイ・ホンの真心を感じる。
父を救うというイ・ホン(実はハソン)の言葉に、ソウンは正直、半信半疑だった。
しかし本当に約束を守ってくれたことによって、ソウンは夫が変わってくれたのだと感じる。
数年の間、ずっと恐ろしく近寄ることもできない存在で、そのうち近寄ることすら嫌になり、遠ざかるようになってしまった夫イ・ホン。
これまでもあれこれと手のひらを返し、心変わりするのが常だった夫イ・ホン。
今回もまだ同じことを繰り返すのだろうと思っていた…
しかし、ハシバミの実を手に取り、心を慰め癒す言葉をかけるイ・ホンの姿に、ソウンはこの時初めて心が動かされるのを感じる。
イ・ホン役 (ヨ・ジング)

王、ソウンの夫
母はイ・ホンを産んでからすぐに亡くなり、寵愛する王妃を殺した奴だと、王である父はイ・ホンを忌み嫌い自分から遠ざけた。
両親の愛情を知らずに育ったイ・ホンは、都承旨イ・ギュに出会う前までただの一人も味方はおらず、孤独な人間だった。
イ・ギュの強い推薦で、ユ・ホジュンの娘ソウンを世子嬪として迎え、イ・ホンの人生はそこで初めて完全なものになると思われた。
王である父が病に倒れるも、王の座はそのままにキョンイン大君を世子にしようとする動きを見せ始めると、イ・ホンはイ・ギュと府院君(プウォングン)ユ・ホジュンの助言を受けシン・チスと手を取り、驚くべき速さでキョンイン大君と外戚勢力を崩し王座についた。
苦しく眠れぬ日々が始まったのは、この時からだ。
王座についてしまいさえすれば、すべての苦痛から解放されると思っていた。
しかし、聖君になると誓った日々は、中殿(チュンジョン)に会うときにだけかすかに思い出される、うっすらとした過去の思い出となった。
“ソウンの期待を裏切った”という自責の念と、“変わらずソウンから尊敬される夫でいたい”という二つの想いの狭間で、イ・ホンとソウンの関係は食い違い、少しずつ壊れていった。
自分自身、絶望的な状況に置かれたイ・ホン。
そんなイ・ホンの前に一筋の光が差し込むように、ハソンという男が現れた。
自分と同じ顔に同じ声…
―こやつが私の背負う痛みと罪を代わりに背負い、死んでくれればよいのだが。
そう思った。
まさかこの身分の低い男に対してそう思ってしまったことで、自分の最も大切なものを失うことになるなど、この時は思いもよらなかった。
イ・ギュ役 (キム・サンギュン)

都承旨、號(呼び名)は鶴山(ハクサン)
名家の次男として生まれ、幼い頃から詩文天才と言われながら育ったイ・ギュは、顔、優れた学識、寛大で慈悲深い心、何をとっても完璧な男だった。
そんなイ・ギュが世の中に哀れな気持ちを抱き、冷徹な男に変わったのは、師匠であるキル・サムボンと友人たちの獄死を経験したためだった。
貴族・賤民問わず、一緒に暮らしていく世の中を夢見た同胞たち。
その同胞たちは逆謀勢力と決めつけられ、皆殺しにされた。
イ・ギュは善意だけで世の中を変えるのは難しいということを深く悟った。
そして、世子イ・ホンが無事至尊の座に上がり、共に新しい世を作ってくれることを強く願った。
同胞たちと共に目指した新しい世を一目見ることが出来るのであればという想いで、どんな事でも拒まずにやってきた。
世子イ・ホンが、心の内が見えないシン・チスと手を取るのをためらっていた時、横で助言をしたのもイ・ギュだった。
イ・ホンはシン・チスを番犬に、王座を狙う者たちを容赦なく排除した。
しかし、イ・ホンを通じて世の中を変えるというイ・ギュの夢は、イ・ホンが王の座についてからというもの、ますます遠いものとなっていた。
何としてでも政局を正すのだと、あらゆる手を尽くしたがシン・チスの勢いが強まったことで、それさえも不可能になってしまった。
その時現れたのが広大(グァンテ:芸人)のハソンだった。
初めは、イ・ホンの代わりにナイフを合わせたり、毒見をさせたり、という盾にしようと考えていた。
しかし、見れば見るほどハソンはイ・ホンにもなく、イ・ギュにもない特別な何かを持っていた。
卑しい身分の広大(グァンテ)から、天下を号令して治めるほどの王の素質を見ることになったイ・ギュは、想像もできなかった大きな選択の岐路に立たされることになる。
以上が王になった男に出演した主なキャストの紹介になります。
コメントを残す