「オーマイクムビ」感想と評価【8点】ベタなラブストーリーには飽きた人へオススメ

韓国ドラマ「オー・マイ・クムビ」を視聴し終わっての感想と評価を記載しております。

 

こんな人にオススメ

・感動したい人

・ベタなラブストーリーには飽きた人

・韓国のロケ地巡りが好きな人(ロケ地が素敵な場所ばかりなんです!)

・深い物語を楽しみたい人

 

核心を突くネタバレは極力含まないよう気をつけていますが、魅力を伝えるために多少のストーリーは記載させていただきました。

「観ようかなどうしようかな」と考えている方の参考になるかと思います。

雰囲気や概要のチェックに利用して下さい。

 

 

全体の感想

舞台は現代のソウル。しっかり者で生意気な女の子クムビと、何事もだらしがない中年のフィチョルが奇妙な縁で親子になります。

「オー・マイ・クムビ」いうタイトルから、コミカルなストーリーかな? と思いきや、後半は涙なしに見ることはできませんでした!

全20話で笑いあり、涙あり。本当の家族の形とは何なのか、考えさせられる心温まるお話です。

 

序盤の感想

詐欺師として社会の底辺のような暮らしをしていたフィチョルの前に、突然、娘だと言い出すクムビが現れて、物語は始まります。

はじめは生意気なクムビと、大人として情けないフィチョルがばちばち喧嘩(笑)

 

そこに、カンヒさんという優しい女性が現れ、物語はまた少しずつ動いていきます。

カンヒさんが本当に美人で、勉強もできて天使のような優しさで、フィチョルとは対極にいるような完璧な女性なんです!!

予想通り見事にフィチョルはカンヒさんにベタ惚れ。クムビをかわいがるカンヒさんと近づくために、フィチョルはクムビの本当の父親になろうと心が変わり始めます。

 

前半のダメダメフィチョルに「絶対カンヒさんを渡したくない!」って思って見ていたのですが、後半の父親として頑張る姿にはきゅんきゅんしてしまいました♡

登場人物はみんな少しずつ闇を抱えていています。

  • クムビは両親を知らなかったり
  • フィチョルは父の悲しい死のあとに詐欺師に
  • カンヒの家族は幼いころのとある事件でバラバラ

 

年の割にしっかり者のクムビと、それをうっとうしがるフィチョルのやり取りが最初は本当に面白いです。

家賃が払えなくて公園で野宿したり、カップ麺を適当に調理したりする父親フィチョルを白い目で見るクムビがとにかくかわいい!

暖かな「家族」を知らない登場人物たちがぶつかりながらも、少しずつ距離感をつかんでいく前半は、ほっこりしながら楽しめます。

 

 

中盤の感想

いがみ合いながらもやっと歩み寄り始めたフィチョルとクムビの前に、実家の遺産がすべて託されたクムビ目当ての実母ジュヨンが現れます。

クムビとフィチョルがやっと仲良くなり始めたときに、ジュヨンの登場シーンは怒りが抑えられませんでした!

え……これが一児の母なの?というくるくるパーマに若作りのイタイ服装。

ジュヨンとカンヒは何とも言えない恋敵なので、微妙な女同士の戦いが……。

 

本当に自分はクムビの父親なのか悩むフィチョルと、クムビの親権を得てもクムビにとって悪影響な酒浸りの夜遊びを続けるジュヨンのそれぞれの葛藤は、見る側も悩みます。

一見超性悪に見えるジュヨンでしたが、クムビの母親として娘の本当の幸せを考えようと改心し始める姿には、心が打たれました。

 

そして、周りの大人がクムビの幸せについて本気で考え始めて、ようやくフィチョルとクムビ、カンヒが家族になった時、クムビに記憶を失っていく病気があることが発覚します……。

血縁を超えた家族として、クムビが結びつけた人々の縁が生み出す奇跡に、最後の方は涙が止まりませんでした。

 

家族でも看病がつらいという特殊な病気にかかったクムビの看病を前にしたフィチョルとカンヒの行動に、本当の家族とは何かを考えさせられました。

 

 

韓国ドラマにはお決まりの「悪役キャラ」がいない!

「オー・マイ・クムビ」の魅力の一つなのですが、悪役が存在しないのです(笑)

一見、悪役と思える人物は何人か出てきます。

一人は、クムビの実母のジュヨン。男遊びと夜遊びがひどく実家に見放され、クムビに残された実家の遺産目当てでクムビの親権をとろうと現れるのです。

しかし、クムビの不思議な魅力によって、酒浸りの日々を改善したり、クムビに母親として「おいしいご飯を食べさせてあげたい」と願ったりと変わっていく姿は、悪役とは言い切れません。

 

もう一人は、フィチョルの高校時代の親友のチス。フィチョルに昔裏切られてから、フィチョルを執拗に追いかけまわして復讐をしようとしています。

物騒なキャラとして登場しますが、クムビのまっすぐで純粋な瞳にだけは逆らうことができません。根っからの悪党ではないのです。

 

このように、クムビという不思議な女の子を通して、闇を抱えた大人たちが少しずつ明るい生き方を模索し始めるのです。

 

 

まとめ

はじめは軽い気持ちでドタバタコメディを見ている気分でしたが、どんどん物語の厚みに引き込まれていきました

とても重い内容なのに、物語の中心にいるのはわずか10歳の女の子クムビ。

過酷な運命を背負っていることを自覚しながら、自分よりも歳を重ねた大人の生き方を、まっすぐな行動でどんどん変えていきます。

 

最終話近くは涙が止まらず、いつも見る前に家族とティッシュを大量に用意していました(笑)。

見終わった後に、必ず心に大切な家族が思い浮かぶ本当に素敵な作品でした。

一人一人のキャラを愛して終わることのできるところも、一押しのドラマです。